久々に新作の湯沸が出来上がりました!
…といっても暫く薬缶を作っていなかったわけではなく、
注文ではなく作品では久々。
【南鐐 一塊口 瓢形 鉄手 湯沸】
名が長い!
【南鐐】は上質な銀を表し、現在竹影堂では純銀にのみ用います。
【一塊口】 純銀の一枚板を叩き上げて胴体を作りますが、
注ぎ口もそこから突き出して一体型で作ります。
通常は口は別に作り、ロウ付けをします。
【瓢形】 瓢箪の形です。
【鉄手】 持ち手が胴体と同じ銀ではなく、鉄で作ってあります。
こちらです。
ここも瓢箪。
沸騰した時に、ボンってならないようのナリも瓢形。
籐巻は竹細工の小倉さんにお願いしています。
鉄手の落ち着いた色合いに合わせて、
細い籐を丁寧に細かく編んで貰っていますので、
一段と格が上がった感じが!(個人的意見です~)
瓢形は今までもいろいろな形や表現で作っていますが、
今回の薬缶は
キュッと渋くて、全体的に落ち着いた感じにまとまっていて、
個人的にとても気に入っております!
売れて欲しいけど、売れて欲しくな~い。
まっ、私個人では買えませんがねー
本体価格 2,000,000円です。
是非是非写真では表現できない良さを見に来て下さい!
京の銀細工 かざりや 鐐
築100年以上の京町家を店舗兼工房にして、本日も手作りの銀細工を作ってお売りしております! ここではWEB担当Fが書き綴ります~
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